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巨大な子宮筋腫の手術

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出産後は、病院から「子宮筋腫は小さくなりますから。」と言われていたのですが、私のお腹は小さくなるどころか、出産直前の大きさのままで、全く小さくなりませんでした。

子宮筋腫の症状

私の子宮筋腫は子宮の外に会ったので、出産前までは特に症状はなかったのですが、出産後、どんどん大きくなっているようで、他の臓器を押しているのか、夜横になっていると、苦しくなって寝れなくなってきました。

背中にまくらなどを入れて、体を斜めにすると楽になるので、主人が病院に置いてあるような、電動式のベッドをGumtreeで買ってくれました。

そしたら、夜寝れるようになりました。

ゴールドコーストホスピタル(公立)の病院

このままどんどん大きくなったらと思うと怖くて、知り合いのGPからゴールドコーストホスピタルに紹介状を書いてもらいました。

その紹介状は、自分で直接ゴールドコーストホスピタルに持っていき、受付の人に渡しました。

ゴールドコーストホスピタルから返事が来たのが、約1か月後。

その手紙には、予約日は手紙が来た日から約1か月となっていました。

この2か月の間に、ただ待っているのは嫌だったので、同時進行で、セカンドオピニオンとして、プライベートのドクターにも見てもらうことにしました。

プライベートのドクター探し(その1)

プライベートのドクターは予約も取りにくいし、診察代だけで、130ドルくらい取られます。

最初は130ドルくらい払わないといけませんが、そのうち4割くらいはメディケアで、後でお金が戻ってくるシステムです。

まず最初に探したのが、Benowa Shopping Centreにある女性のドクターでした。

かなり長い間待たされました。

そして、主人はまだその頃、フルタイムの仕事ではなかったので、1日休みを取ってくれたのですが、その日の分のお給料100ドルは出ません。

そしたら、急に待合室が真っ暗になり、停電になりました。

受付の人に聞いたら、もう停電だから、今日は終わりにすると言われました。

うちの主人が、今日わざわざ休みを取って、お給料100ドルも出ないで診察に来たのに、また別の日に来るとなると、また100ドルお給料もらえないし、仕事の休みもまた調整しないといけなくなると言って抗議しました。

でも、こちらのオーストラリアの女性はとてもきつい方が多い気がします。

話だけでも聞いてほしいとお願いしても、無理!と言われました。

2度とそこには行きませんでした。

プライベートのドクター探し(その2)

次に探したプライベートのドクターは、 主人がネットで検索して探してきました。  

予約はまだまだ先じゃないと取れそうではなかったのですが、運がいいことにキャンセルが出たので、そこに入れてもらえました。      

待合室には、今までドクターが取り上げた赤ちゃんの写真などが   いっぱい飾られていました。  

この写真を見ていると、このドクターはいい人なのかなという感じを受けました。        

その通り、このドクターはとてもいい方でした。  

私が部屋に入ると、色々質問を受けたのですが、その質問がすべて的を得た質問であり、私が今後どうしてほしいかを全部理解してくれました。

私はどうしても2人目がほしかったので、なるべく子宮を残す形で手術に臨んでくれることになりました。

ただ、お腹を開けてみないとわからないらしいのですが、もし、子宮と子宮筋腫をつないでいる茎が太ければ、それを切ってしまうと出血多量で危ないので子宮全摘出手術になると言われました。

(この手術を英語で Hysterectomyと言います。)

もし、茎が細ければそれを切るだけで、子宮筋腫だけを取り除き、子宮は残せると言われました。

(この手術を英語で Myotectomy と言います。)      

このドクターの名前はDr Irving Korman 。出産のお手伝いはその時には引退されていましたが、 Gynecology(婦人科)のお仕事はまだされていました。  

Southport(サウスポート)にクリニックがあります。  

Dr Kormanさんにお願いする

彼の考えは、3か月間、月に1回お腹に注射をして、生理を止める。  

生理を止めるとホルモンが減るので、子宮筋腫が小さくなり、手術もしやすくなるし、手術の時の出血が少なくなるとのこと。  

その方法で、お願いすることにしました。      

お腹の注射は全然痛くなかったです。  

出産後の私の子宮筋腫の大きさは、なんと!!   30センチ×30センチ もありました。      

(これが、3か月間の注射のおかげで、30センチ×20センチになりました。)      

ゴールドコーストホスピタルでMRI

こうして、Dr. Kormanに3か月間の注射を受けている間に、 ゴールドコーストホスピタルの予約に行きました。

すると、中国人の私の帝王切開の手術をしてくれたドクターが私の担当だったのですが、「お腹を開けてみないとわからないけど、多分子宮全摘になるだろうなあ。」と言われました。

Dr.Kormanのように、3か月間お腹に注射をして生理を止めてから手術するなどの提案は一切受けませんでした。

その時感じたのが、ゴールドコーストホスピタルは、公立の病院で無料なので、あまり患者の希望を考慮してくれたりはしないのかなと思いました。

もう答えは出ていたのですが、一応公立の病院も受けてみてからどっちにするか決めました。

お金はかなりかかりますが、プライベートのDr Kormanさんにお願いすることにしました。

ちょっと、ゴールドコーストホスピタルにはがっかりしましたが、通常撮ると金額の高いMRIをゴールドコーストホスピタルで無料で取り、その結果をプライベートのDr. Kormanの所に無料で送ってくれることになったので、それはとても感謝しています。

癌の可能性

手術のちょっと前に、Dr Kormanに「私の子宮筋腫が実は癌ってことはないですか?」と聞いたところ、「もし悪性の癌だったら、この大きさならとっくに死んでいる。」と言われました。

これを聞いて、癌じゃないとわかって安心しました。

手術の費用

手術代はプライベートなのでかなりかかりましたが、Dr Kormanに支払うのが約900ドルそれ以外は全部その当時にサウスポートにあった病院、アラマンダ病院に支払いました。

・麻酔が約600ドルくらい

・手術室やメスなどの使用料 900ドル~

・入院費が1泊700ドルくらい

あとは忘れてしまったのですが、全部で4500ドルくらいかかりました。

その4割は戻ってきて、あとタックスリターンの時、1年間の医療費が多かったので、いくらか戻ってきました。

手術と結果

手術は2007年1月頃に行われました。

娘が生後9~10か月ぐらいの時です。

手術は全身麻酔で行われました。

全身麻酔は生まれて初めてだったのですが、「麻酔科の人が5秒くらいで眠るわよ。5、4,3・・」と数えていくと、急に眠気が来て、起きたら、手術は終わっていました。

どうだったか聞くと、茎が細かったので、無事に子宮は残せていました。よかったです。

でも、子宮筋腫が3.5キロもあり、2時間半の大手術だったと言われました。

ネットで調べても、私ほどの巨大な子宮筋腫の例は全然ありませんでした。

私の体重の変化

実は、私の体重は日本にいた時はずっと43キロで、ワーキングホリデーの時2キロ増えて、45キロになっていましたが、妊娠で11キロ増えて、56キロ、出産で少し減って、約50キロありました。

そして、子宮筋腫は3.5キロあったので、50キロ引く3.5キロは46.5キロのはずなのですが、なぜか手術後はかなり体重が減り、41キロになりました。

約5キロも子宮筋腫の他に何が減ったのか不明です。。。

(でも、そのあと日本に帰って、食べ過ぎて5キロほど太りました。)

その後

その後は約10年以上経っていますが、子宮筋腫は出来ていません。

時々、超音波を受けて、子宮筋腫が出来ていないかチェックしています。


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オーストラリア(ゴールドコースト)の主婦生活
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