日本では、私は地元の卓球クラブに所属して、平日は、仕事が終わった後、卓球の練習を夕方週3回くらい、月に1回くらい週末、試合に出ていました。
もしできることなら、オーストラリアでも卓球をしたいなと思っていたのですが、
オーストラリア=卓球というイメージが全くなかったので、
もしかしたら、オーストラリアには卓球をする人はいないかもしれないと思い、ラケットもシューズも持っていきませんでした。
ホームステイを4週間している間、ホストファミリーに「ゴールドコーストで卓球ができる所はありませんか?」と聞いたのですが、知らないと言われました。
次にオーストラリア人と中国人のカップルの所でシェアをしていた時に、同じ質問をした所、やはり知らないと言われました。
しかし、数日後、オーナーのオーストラリア人が、分厚いイエローページを私に渡して、「卓球クラブは1件だけあるよ、電話してみれば?」と言ってくれたのです。
英語で電話するのは苦手でしたが、早速電話してみると、オーストラリア人と思われる年配の男の人が電話に出ました。
私が「卓球をしたいんだけど…」というと、年配の方に「何人でしたいの?」と聞かれたので、私「私1人だけです。」と答えると、「え?1人だけで?」とびっくりしていました。
私は車もなく、クラブの場所もよくわからない事を説明すると、電話に出た方がサーファーズから遠くない所にすんでいるので、サーファーズパラダイスのホテルのロビーで待ち合わせて、迎えに来て連れて行ってくれることになりました。
お迎え当日は、水曜日でした。夕方ホテルのロビーで待っていると、60~70歳くらいに見えるおじいさんが現れました。
びっくりしたのが、2人乗りのポルシェでお迎えに来てくれました。
クラブに到着すると、年配の日本人の女性がいて、日本語で親切に、説明&案内してくれました。
(その方は、数年後日本に帰られました。)
水曜日は、レベルが上から2番目くらいで、私にはちょうどいいくらいかなと思い、毎週水曜日に練習、または
欠員が出たら試合に出たいので、おじいさんに連れてきてもらう事になりました。
何回かクラブに行っていたのですが、正直、オーストラリアにはあまり強い人はいないのかなと思っていた所、ある日、1人上手な人が練習に来ていました。
クラブを総まとめするのが President、その下が、Vice Presidentと呼ばれるのですが、日本語で言うと、Presidentはクラブの会長さん、Vice Presidentは副会長さんみたいな感じです。
その上手な人は、副会長さんの息子さんでした。
その副会長さんの息子さんに時々話しかけられたのですが、英語が聞き取れず、時々、紙に書いてもらって会話をしました。
実はこの人が、私の今の主人です。
しばらくして、日本からラケットやシューズを送ってもらい、毎週水曜日は卓球に行くことになりました。