ゴミ捨ての日
私は今の家に約19年住んでいるのですが、一度も家の敷地内でヘビを見かけた事はありませんでした。
オーストラリアでは、大きなゴミ箱を道路沿いに出しておくと、週に1回(私の住んでいる地域は毎週木曜日)、ゴミ収集車が取りに来てくれる事になっています。
いつも、ゴミ出しの前日、私は大きなゴミ箱を道路に出しに行くのですが、そのゴミ箱は庭に置いてあって、タイヤが付いているので引っ張って持って行きます。
先週水曜日の夕方、ゴミ箱を道路に出そうと、庭でゴミ箱をゴロゴロ引っ張ってたところ、後ろを振り返ったら、私の家の白い犬ルナがロープみたいなのと遊んでいるように見えました。そのロープが立ち上がっているように見えて、近づいて見てみると、それは『蛇(ヘビ)』でした。
私は急いで、「ルナ、こっちおいで!」と言うと、すぐにこっちに来てくれたので、そのまま首輪をつかんで家の中に入れました。黒い犬も急いで家に入れました。
ちょうど、主人がその時バイク屋さんに行っていて、家にいなかったので、すぐに主人に電話したら、「『Snake Catcher』に電話して。」と言われたのですが、何のことを言っているのかわからなかったので、「何それ?」と言うと、どうもヘビをつかまえてくれる業者のようで、「私は英語でなんて言っていいかわからないから、代わりに電話して。」と言いました。
Snake Catcher
『Snake Catcher』は毎日1日24時間、年中無休で営業しているらしく、電話すると家に来てくれるようです。
ウェブサイトには、ヘビが出た時の連絡先や、色々な種類のヘビについて書かれています。
主人が帰って来るまで
主人が『Snake Catcher』に電話してくれていると思って、私はずっとヘビがどこかに行かないか遠くから見張っていました。
シェアメイトさんが、「思ったよりヘビ弱ってるね。全然動かないね。」と言っていました。
色はグリーン?黄緑色みたいな感じで、長さは1メートル~1.5メートルくらいだったかな。
私はオーストラリアのヘビに関して全く無知なので、毒があるのかないのか、危険なのかさっぱりわかりませんでした。(日本での話ですが、昔、短くて茶色のヘビは危険だと父から聞いた事がありました。近所の人がそのヘビに噛まれたことがあるらしく、ちょっと大変だったようです。)
主人が帰ってきて
主人に電話して5分くらい経った頃かな?やっと主人が帰って来て、『Snake Catcher』の人が来てくれたのかと思ったら、お隣のオージーの男の人が敷地内に一緒に入ってきました。
「『Snake Catcher』に電話したの?」と主人に聞いたら、「電話してない。」と言っていて、「帰って来てお隣さんが玄関にいたから、声をかけた。」と言っていました。
そのお隣さんはとても体格がよく、全然ヘビを怖がっていなくて、逆にヘビが苦手な主人は遠くにいて、お隣さんはまずRake(熊手)を使ってヘビを捕まえて、大きなシャベルでとどめを刺していたみたいです。
そして、お隣さんはそのまま自分の家にヘビを家に持って帰っていました。お隣さんの家の中では、女性たちが「キャー」とか、子供たちが「わぉー!」とか、室内の犬が「ワンワン」吠えているのが聞こえました。
お隣さんが曰はく、『Green Tree Snake』という種類で、毒もなく、危険ではないヘビのようでした。
セキュリティカメラを見てみると
どこからそのヘビか来たのか、セキュリティカメラの過去の動画を家族みんなで見る事になりました。
白い犬ルナが、私がゴミ箱を動かす前から、ゴミ箱の下をずっと掘っている映像を見つけました。ゴミ箱の周りは穴が掘られていましたが、それに私は全然気が付いていませんでした。
ルナは気づいていたんですね。そこに何かがいる事を。(黒い犬ケイドは私と同様、全然気が付いてなかったみたいです。)
そして、私がゴミ箱を動かしたと同時に、ヘビが出てきて、白い犬が追いかけまわし、口にくわえていましたが、私がルナの名前を呼んだので、ヘビは落ちて、その草むらの辺りにずっと動かずにいました。
ルナが攻撃したから、弱っていたんですね、きっと。
後で考えたら、私がゴミ箱を動かした時に、もしかしたら私はヘビに足をかまれていたかもしれませんね。全く気が付きませんでした。
それにしても、ヘビはどこからうちの敷地内にやってきたのか謎です。
次回からは念の為、長靴を履いて、ゴミ箱を捨てようと思いました。
コメント