スポンサーリンク

約10年ぶりに甲状腺の病気再発、オーストラリアの病院事情、パブリックVSプライベート

健康、美容
スポンサーリンク

甲状腺機能亢進症

約10年ほど前だったと思うのですが、たまたまどこか調子が悪くて血液検査をした時に、甲状腺の数値が正常ではなく、『甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)』と診断されました。

『甲状腺機能亢進症』は、首にある甲状腺のホルモンが過剰に分泌されて体がとてもだるく感じたり、眼球が出てきたりする病気です。

英語ではアイルランドでGraves(グレーブス)さんが発見したので、『Graves disease(グレーブス:ディジーズ)』と呼ばれますが、英語で甲状腺の事を『Thyroid(サーロイド)』と言うので、『Hyperthyroid(ハイパーサーロイド)』呼ぶ事もあります。またその後、ドイツでBasedow(バセドウ)さんが発見したので、 『Basedow(バセドウ)病』とも呼ばれたりしています。

ちなみに、『甲状腺機能亢進症』とは逆で、ホルモンが不足した状態を『甲状腺機能低下症』といい、橋本博士が発見したので『橋本病』と呼ばれています。

約10年前に初めて発症

最初の方にも書きましたが、私の場合、約10年ほど前に、血液検査で『甲状腺機能亢進症』と診断されました。確かに、体がだるくて昼間横になったりする事が多く、友人と話をしていても眠くなって、目を開けているのが辛かったり、卓球をしている時は心臓がバクバクして息切れをしていました。

その当時は、そんなに急いで診てもらうほどの症状ではないと自分で思っていたのですが、知り合いのGPのドクターは「一応スペシャリストに見てもらった方がいい。」と言っていたので、診てもらう事にしました。

ただ、私たち家族はプライベート保険には入っていないので、パブリック(公立)のスペシャリストに診てもらう事になったのですが、GPからの紹介状を自分が直接ゴールドコーストホスピタルの受付に持って行き、そこから約1ヶ月後に家にレターが届き、レターが届いた日から約1ヶ月後が初回の診察日で、スペシャリストに会うのに何ヶ月もかかってしまいました。

この時の私の症状は軽かったので、全然待てました。

そして約2ヶ月後にスペシャリストに診てもらったら、少し薬を飲んで様子をみましょうという事になりました。この薬は、飲み忘れると症状が良くならないので、飲み忘れない事が大切と言われました。

そして、パブリックのスペシャリストに通い続けてしばらく経ち、最終的に、3つの選択をせまられました。

  • 副作用のある薬を死ぬまで飲み続ける。

  • アイソトープ治療
    放射性の薬を飲む、子供に約2週間、数メートル以内近づけない。

  • 喉を切って手術をする。

私は、どれも嫌だったので、全部断りました。現代病なので、まだこれという解決策はないみたいです。喉を切る手術は手術後、再発する事があるらしいです。

その後、主人が知り合いの薬局屋で働いている知り合いに、何かいいサプリメントがないか聞いた所、「オメガ3フィッシュオイルがいいと思う。」と言われ、私はしばらくそれを飲み続けました。すると約10年間、3ヶ月毎に血液検査をしていたのですが、極めて結果は良好でした。そのサプリメントが効いていたのかどうかは実際の所わかりません。

今年2019年また再発

今年の初め頃から、血液検査の甲状腺の数値がだんだん悪くなっていったのですが、今年2019年9月に入ると、さらに数値が悪くなり、そして体調も極めて悪くなって行きました。

私の甲状腺機能亢進症の場合、特に海藻類を取ってはいけなくて、本当は海藻類大好きなのに、わかめ、のり、昆布などをさけていました。昆布醤油をいつも使っていたのですが、普通の醤油に変えました。

そうやって海藻類を極力取らないようにしていた割には、体がとてもしんどくて、何より怖かったのが、眼球が出て来ている感じがして、焦ってしまいまいました。一度眼球が出てきて元に戻らなかったらどうしようと不安になり、主人の勧めで、なるべく眼球をアイスノンで冷やしていたら少し落ちつきました。

プライベート(私立)かパブリック(公立)か

約10年前のように、パブリック(公立)にするとスペシャリストに会うまでに約2ヶ月もかかってしまいます。そのシステムはこの10年間全く変わっていないようで、将来このオーストラリアの病院のシステムは改善してほしい所です。

今回は、知り合いのGPのドクターの勧めもあり、お金はかかるけど、緊急なので、プライベートのスペシャリストに診てもらう事にしました。

その知り合いのGPのドクターがサウスポートにあるお勧めのスペシャリストを紹介してくれて、スペシャリストの方から電話がかかってきました。しかし、予約がいっぱいで、早くても予約は3週間後になったのですが、GPドクターの勧めで、すぐにビタミンBとDの注射をしたら、かなり調子がよくなって、3週間待つ事ができました。

また、一応、眼球の事も気になっていたので、年に1度検査に行っている『Optomitrist(検眼医)』で検査してもらいました。眼球は少し出ているようですが、許容範囲だと言われて、「もしどうしても気になるようだったら、眼球の場合は甲状腺のスペシャリストとは別になるので、眼の専門のスペシャリストを紹介するよ、でも多分今は緊急ではないと思う。」と言われました。注射で眼球も元に戻ったような気がしたので、眼のスペシャリストには行きませんでした。

そして、3週間後にやっとプライベートのスペシャリストに会う事ができました。15分前にくるように言われて、初回の問診票に記入し、体重も量りました。私が診てもらったのは、サウスポートにある『 Dr. Gordon B Senator 』というスペシャリストです。

スポンサーリンク


1回目の診察

甲状腺のスペシャリストはまあまあ年配のドクターで、ちょっと英語が聞き取りにくかったのですが、英語がわからない時は、主人が一緒だったので(英語で)通訳してもらいました。最初に、とにかく色んな質問を受けました。そのあと、首を触ったり、私の目の動きをチェックしたりしました。

結局、私の血液検査の数値はそれほど悪いものではないと判断され、4週間、1日2錠薬を飲んで、3週間後に血液検査をして、4週間後にまた診察に来るように言われました。

薬はもちろん、飲み忘れてはいけませんが、食後でなくていつでもよくて、朝と夜などど時間も決まっていなかったのですが、私は朝食後と夕食後にとりました。飲み忘れないように、ダイソーでピルケースを買いました。

実は、プライベートは値段がとても高いのですが、メディケアヘルスケアカード(低所得者などがもらえるカード)を提示すると、かなり安くなります。初回は特に金額が高く、318ドル払って、231.35ドル戻ってきました。計算すると、実際に払った金額は、86.65ドルでした。

2回目の診察

2回目は早めに来るように言われなくて、ギリギリ行きましたが、大丈夫でした。また体重を測って、すぐに診察になりました。

思ったより血液検査の結果が良かったので、その日から薬が1日1錠になりました。

ドクターに「薬を飲み始めてから調子はどう?」と言われ、私は「少しは良くなった気がするけど、まだ体がだるいです。」と言ったら、「この病気は薬を長期間飲まないと、なかなかすぐには症状は変わらないからね。」と言われました。

そして、気になっていた事を聞きました。「甲状腺の薬を飲むと、白血球が少なくなる副作用があるって聞いたんだけど、私の場合大丈夫でしょうか?」

そしたら、「白血球の心配があるのは、1日に6錠ほどの沢山の薬を飲む場合で、1,2錠だったら大丈夫。」と言われました。

そして、次回は、5週間後に血液検査6週間後に診察となりました。

2回目は初回より金額が安くて、167ドル払って、115.85ドル戻ってきたので、実際に支払った金額は51.15ドルでした。また次回はさらに診察料が安くなるようです。

(追記)
3回目は、114ドル払って、66.25ドル戻ってきたので、実際に払った金額は47.75ドルでした。血液検査の結果も良かったので、次の診察は3ヶ月後になりました。


まとめ

甲状腺機能亢進症の病気で、パブリック(公立)とプライベート(私立)の両方のスペシャリストを経験して思いました。

多少お金を払っても、プライベート(私立)のスペシャリストに診てもらった方が安心です。

パブリックはかなりの時間待たされますが、プライベートは全然待ち時間がなかったです。駐車場も現在のゴールドコーストホスピタルは有料になっていますが、今回のスペシャリストは地下が無料駐車場になっていました。

また、ドクターがかなりの経験があるプロフェッショナルな感じがしました。質問される内容が全然違いますし、対処も全然違うと思いました。

もしプライベートとパブリックどちらにするか迷っていらっしゃる方がいれば、私はプライベートをお勧めしますが、メディケアカードやヘルスケアカードを持っている、持っていない、またスペシャリストによって金額は違うと思いますので、前もって電話で聞くと料金を教えてくれると思うので、金額を聞いてからどちらにするか決めてもいいと思います。

記事を気に入って頂けたら、クリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へ

健康、美容
スポンサーリンク
ゆりのすけをフォローする
オーストラリア(ゴールドコースト)の主婦生活

コメント

タイトルとURLをコピーしました