Job Seeker(ジョブシーカ―)について
コロナが広まり始めた2020年4月から私はJob Seeker(ジョブシーカ―/失業者)に登録していました。
そして、2週間に1回Job Seeker Payment(失業手当)をもらっていました。
Job Seeker に登録した時の記事はこちら↓
2020年はコロナの影響で、約800-900ドル失業手当をもらっていましたが、半年後、失業手当は約600ドルに減り、さらに半年後は約200-300ドルに減りました。そして、最後の方は平均200ドル弱でした。(支給額はその人の状況によって変わります。)
仕事探し、月20件も最初はコロナで免除されていましたが、途中で月8件になり、『SEE program』に行き始めてからは、最初は仕事探しをしなくてよくなったけれど、またルールが変わり、月4件になったり、最後はTAFEの勉強をしながら仕事探しを月2件していました。
Provider(プロバイダー/職安みたいな所)には2週間に1回面接に行っていました。私のプロバイダーの会社は途中で変更が2回あって、3つのプロバイダーに行きましたが、どこもスタッフはいい人たちが多かったと思います。
仕事が決まったら
仕事が決まったら、プロバイダーに報告します。
でも、すぐにJob seekerではなくなるという事はありません。
Job seekerから抜けるには、最低2週間で30時間(週15時間)規則的に働く必要があるようです。
また、すぐに仕事を辞めてしまったり、辞めさせられてしまったり、何かあった時の為に、通常12週間(約3か月)様子を見る期間があります。
myGovのInboxには、『仕事が12週間続くと、この日が最後のJob Seeker Paymentの日になります。』みたいなメールが届きます。
2週間で30時間働いて、Job Seeker Paymentが収入の6割程度引かれても、まだJob Seeker Paymentがいくらかもらえる場合は、12週間経ってもJob Seekerのままでいる場合がある人もいます。(その人の状況によって変わります。)
2つの特典
プロバイダーに「仕事が決まりました!」と報告して、2つうれしい特典がありました。
1つ目は、仕事で必要な物を代わりに全額支払ってくれた事です。
私の場合は、Bunnings(バニングズ)で買った長靴とKmartで買ったエプロンを買って、レシートをプロバイダーに見せて、振込先の口座を伝えると、当日中に全額振り込んでくれました。
2つ目はガソリン代の補助があった事です。
仕事が決まったと伝えた日から、ガソリンスタンド『AMPOL』で使える50ドル分のバウチャー(紙)を2週間に1度、2回か3回分、最後に30ドル分を1回分もらいました。回数や金額はその人によって違うみたいです。
ちょうど、その当時、ガソリン代がリッター約2ドルでとても高かったので、助かりました。
仕事探しと面接
仕事が決まってからも、面接は2週間に一回あり、Providerに足を運ばなければいけませんでした。
でも、2週間に一度収入の報告をして、「仕事はどう?」みたいな話をするだけで、難しい事はないです。
また、仕事が決まったにもかかわらず、12週間、仕事探しを月2件しないといけませんでした。
(現地の会社ばかり受けたので、どこからも連絡は来ませんでしたが…)
この月2件の仕事探しは時間の無駄だなあと思いました。
最終日
Job Seekerとしてセンターリンクのアプリで2週間に1度の、主人と私の収入を報告する最終日が来ました。
仕事が決まってから、私は自分の収入以外にも主人の収入があったので、約12週間の間、Job Seeker Payment(失業手当)は毎回ゼロでした。
そして、最終報告をすると、『No scheduled payment(次の2週間後のPaymentはありません)』と表示されました。
また、プロバイダーの最後の面接の日、到着すると私の担当者が体調不良で休んでいると言われ、他の担当者が対応するからちょっと待っててと言われたけれど、私もその日体調が悪くて20分待たされ、もうこれ以上待てないと思い、「体調悪いので、他の日に変更して下さい。」と言って家に帰ると、プロバイダー関係のアプリ『Workforce』を開けたら、『You’re all caught up. You currently have no tasks that require your attention.』と表示されました。
『もう仕事探しもしなくていいし、面接にも行かなくていい。』という事のようでした。
最後に
こうして、私は約2年半続いたJob Seekerから抜けて、現在週3日働いています。
現在もTAFEのオンラインコース『Account Administration』の資格の勉強は続いてますが、最初に申し込んだ時がJob Seekerだったので、そのまま無料で勉強する事が出来ています。
ただ、私のように無料で勉強している場合、もし一度この資格の勉強を中止して、また後日再開したい場合、90日以上の期間をあけてはいけないという条件があるみたいで、仕事しながら勉強は結構きついので、本当はちょっと休憩したい所なのですが、とりあえず休まず頑張っています。
資格を取得し終わってから仕事見つければよかったかなとも思いますが、タイミングというか、仕事するなら今!(40代のうちに新しい仕事を開始したい)と思ったので(今は50代になりましたが)、最悪もし仕事と勉強の両立が大変で体調とか壊したりしたら、仕事の方を優先して、資格の勉強はいったん中止するかもしれません。
約2年半、オーストラリアのJob Seekerの制度にとても助けられましたが、どんどん物価も上がってるし、家のローンの金利も上がっているので、今は主人の収入と私のJob Seeker Payment(失業手当)だけで生活していくには厳しいかなと思いました。運よく仕事を持てて、Job Seekerから抜けられて、良かったと思っています。
(子供の学校のお迎えがあるので)仕事は2時半まででもいいと言ってくれる職場が見つかって、本当にありがたいです。人数が結構いるので、日本に一時帰国も出来そうです。
ただ、ずっと立ちっぱなしで、ちょっと重いものを運んだり、体力を使う仕事なので、無事に続けられればいいのですが、腰を痛めたり、手首を痛めたりすると、仕事に支障をきたして、働けなくなる可能性もありそうです。
最後の最後に、もうProviderとのやりとりは終わったと思っていたら、Providerの担当者からメッセージがあり、『面接は行かなくてもいいし、センターリンクのレポートも必要ないけど、何か必要なものがあれば、私に知らせてください。月に一度、あなたの様子を確認の為メッセージで連絡すると思います。』みたいな事が書かれていました。
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